香水の基礎

香水の用語集|賦香率・ノート・香調など、よく見る言葉の意味

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手書きの便せんの上に置かれた、青い羽根のペン
Photo: Mrika Selimi / Unsplash(Unsplash License)

香水の商品ページや売り場でよく見る言葉を、種類・香りの変化・系統・香料・製品と使い方の5つに分けて表にまとめました。意味は、日本フレグランス協会などの資料で確かめたものです。

詳しく知りたい言葉は、表のリンクから解説記事へ移れます。はじめての方は、まず「賦香率」と「トップノート」から読むと、ほかの言葉も分かりやすくなります。

香水の種類の言葉

濃さと時間は日本フレグランス協会の目安。法律で決まった数字ではない
用語意味
賦香率(ふこうりつ)香水の中の香料の割合。高いほど香りが長く続く。種類の呼び分けのもとになる。香水の種類と違い
パルファム(パルファン)もっとも濃い種類。香料15〜30%ほど、5〜7時間ほど香る。パルファムとは
エキストレ(エキストレ ドゥ パルファム)パルファムと同じ、もっとも濃い区分の呼び方
オードパルファム(EDP)香料8〜15%ほど、5時間前後香る。パルファムとオードトワレの中間
オードトワレ(EDT)香料5〜8%ほど、3〜4時間ほど香る。朝から気軽に使える
オーデコロン(EDC)香料3〜5%ほど、1〜2時間ほど香る、もっとも軽い種類。オーデコロンとは
フレグランス化粧品や香水に使う香料、またはその製品。日本では香水と同じ意味で使われることが多い
パフューム英語で香水のこと。もとはラテン語の「煙を通して」という言葉

香りの変化の言葉

時間は日本フレグランス協会の目安
用語意味
香り立ち(匂い立ち)時間とともに香りが変わっていく様子。香料は飛びやすいものから順に香る
トップノート(ヘッドノート)つけて5〜10分ほどの、最初の香り。柑橘など軽く飛びやすい香料が多い。ノートとは
ミドルノート(ハートノート)30分〜2時間ほどの、香水の中心の香り。調香師が表したいイメージがいちばん出る
ベースノート(ラストノート)2時間以降、香りが消えるまで肌に残る香り。ムスクや木、アンバーなどが多い
持続時間香りが続くおおよその時間。主に賦香率で決まり、体温や季節でも変わる。長持ちさせる方法
嗅覚の順応同じにおいをかぎ続けると、そのにおいを感じにくくなること。自分の香水が香らない理由

香りの系統の言葉

グルマン以外は日本フレグランス協会の分類による
用語意味
香調(系統)香りのタイプによる分け方。日本フレグランス協会は香料会社シムライズの分類を参考にしている。香水の系統一覧
シトラスレモンやオレンジなど、柑橘のさわやかな香り
フローラル花の香料を中心にした香り
オリエンタルスパイスや甘い樹脂を思わせる、温かくエキゾチックな香り。NAGORIKAでは「アンバー」の名前でも分類している
シプレ柑橘に、オークモス(苔)とウッディな香料を合わせた香り
フゼア柑橘に、ラベンダーなどのハーブとクマリンを合わせた香り。男性向けに多い
グリーン草や葉、茎のような青々とした香り
フルーティーりんごや洋梨、桃など、果物の香り
アクアティック(マリン)水や湿り気を感じさせる、みずみずしい香り
パウダリックおしろいのような、やわらかい粉っぽさのある香り
スパイシーペッパーやクローブ、カルダモンなど、ぴりっとした香り
ウッディいろいろな木の香りを重ねた、落ち着いた香り
グルマンバニラやトンカ豆などを使った、お菓子を思わせる甘い香り。グルマンの香水

香料の言葉

日本フレグランス協会の資料による
用語意味
香料においのある物質のうち、暮らしに役立てられているもの。天然と合成を合わせて6,000種以上あるといわれる
ノート香りの段階(トップノートなど)を表す言葉。NAGORIKAでは、香水に使われている香料の名前もノートと呼んでいる。香りの印象から探す
天然香料花や葉、木、樹脂、根、果皮などから、蒸留・圧搾・抽出でとり出した香料
動物性香料ムスクやアンバーグリスなど、動物由来の香料。今は規制があり、ムスクやアンバーは代わりの香料を使うことがほとんど
合成香料天然の成分を取り出したり、化学の技術でつくったりした香料。香水を安定して届けられるようにした
クマリン甘い香りの合成香料。ラベンダーと合わせた「フゼア」の香りに欠かせない
バニリンバニラのような香りの合成香料。オリエンタルの甘さと深みに欠かせない
調香師(パフューマー)香料を組み合わせて香りをつくる人
処方どの香料をどれだけ使うかを決めた、香りのレシピ

製品と使い方の言葉

日本フレグランス協会と、百貨店・メーカーの資料による
用語意味
ムエット(試香紙)香水を試すための細長い紙。何本かを並べて比べる。香水の試し方
練り香水(ソリッドパフューム)固形やバーム状の香水。アルコールで広がらず、肌の近くでおだやかに香る。練り香水とは
ヘアミスト髪に使う、やわらかく香る製品
ボディミストアルコールを使わない処方などで、髪を含む全身にたっぷり使える軽い香りの製品
プッシュスプレーを1回押すこと。香水用ポンプの1回の量は、およそ0.05〜0.14mL。香水は何プッシュ?
メゾン系フレグランス希少性が高く上質な香料を使ったフレグランスのブランド。21世紀に入って増えた
アロマコロジーアロマ(香り)とサイコロジー(心理学)を合わせた言葉。香りが気持ちにもたらすよい影響を考える

言葉が分かったら、実際の香水で確かめてみましょう。すべての香水は香水一覧から、好みの香りは香り診断から探せます。

よくある質問

賦香率とは何ですか?
香水の中に含まれる香料の割合です。賦香率が高いほど香りが長く続き、パルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンの順に低くなります。
香調とは何ですか?
香りのタイプによる分け方で、系統とも呼びます。シトラス、フローラル、オリエンタル、シプレ、フゼアなどがあります。
ノートとは何ですか?
香りの段階や、香水に使われている香料を表す言葉です。時間による香りの変化は、トップノート、ミドルノート、ベースノート(ラストノート)の3段階で表します。

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言葉の意味は、日本フレグランス協会の資料を中心に、化粧品の表示ルール、百貨店・メーカーの公式の資料で2026年10月1日・11月3日に確かめました。一次情報で意味を確かめられなかった言葉は載せていません。 情報の追加・訂正はお問い合わせからお知らせください。