香水の基礎

季節ごとの香水の選び方|春夏秋冬に合う香りの系統と濃さ、季節の香水6本

更新 6本を紹介

あたたかな光の中、赤い羽根を添えた小さな香水瓶
Photo: Ksenia Pixelesse / Unsplash(Unsplash License)

この記事の香りの傾向

  • 花の香り
  • 葉・ハーブの青さ
  • 温かみのある奥行き
  • 肌になじむ柔らかさ

季節で香水を選ぶときは、梅雨から夏は柑橘など軽い香りをオードトワレで、秋から冬は木や甘い香りをオードパルファムで選ぶのが基本です。湿度が高い季節は香りが強く重く感じやすく、空気が乾く季節は温かく深い香りがなじむためです。

この記事では、日本フレグランス協会の季節の目安をもとに、春夏秋冬それぞれに選びやすい香りの系統と濃さを早見表にまとめ、季節ごとの香水を6本紹介します。

購入ボタンはアフィリエイトリンク(PR)です。

季節で香水を変えるのはなぜ?

日本には四季があり、季節によって心地よく感じる香りが変わります。日本フレグランス協会は、梅雨から夏は湿度が高く、香りが強く重く感じられるため、柑橘のように飛びやすい香料を使った香りが合うとしています。反対に、空気が乾く秋から冬は、ウッディのように飛びにくく長く続く香料を使った、温かく深みのある香りが合います。

暑さも香り方を変えます。体が温まると香りは広がりやすくなるので、夏は量を控えめにするのがコツです。

季節ごとの選び方(早見表)

梅雨〜夏と秋冬は日本フレグランス協会の目安、春と秋はNAGORIKAの季節の目安による
季節選びやすい香り選びやすい種類ひとこと
春花、果物(フローラル・フルーティー)オードトワレ、軽めのオードパルファム桜やスズランなど、軽く明るい花の香り
梅雨〜夏柑橘、草や葉、水(シトラス・グリーン・アクアティック)オードトワレ、オーデコロン汗を拭いてから、量は少なめに。つけ直しで調整する
秋金木犀などの花、木、お茶オードパルファム季節の花の香りや、少し温かみのある香り
冬木、バニラ、アンバー(ウッディ・オリエンタル)オードパルファム、パルファム乾いた空気の中でも長く続く、温かく甘い香り

同じ香りに、オードトワレとオードパルファムの両方がある香水なら、夏はオードトワレ、秋冬はオードパルファムと、種類で使い分ける方法もあります。種類ごとの違いは「香水の種類と違い」、系統ごとの特徴は「香水の系統(香調)一覧」にまとめています。

NAGORIKAの季節の目安ごとの香水の本数
  • 通年72本

    189本中72本

  • 春・夏48本

    189本中48本

  • 夏26本

    189本中26本

  • 秋・冬25本

    189本中25本

  • 春9本

    189本中9本

  • 秋6本

    189本中6本

  • 冬3本

    189本中3本

NAGORIKAが香料の組み立てから付けている季節の目安(189本)。どの季節にも使いやすい「通年」がいちばん多く、季節を選ぶ香りは春夏向きが多くなっています。

春:花や果物の、軽く明るい香り

春は、桜やスズラン、ピオニーなど、花や果物の軽い香りが選びやすい季節です。気温が上がりはじめるので、重すぎないオードトワレや、軽めのオードパルファムが使いやすくなります。花の香りをもっと探すなら「ローズの香水」や「白い花の香水」の特集もあります。

ロクシタン

チェリーブロッサム オードトワレ

Cherry Blossom EDT・Eau de Toilette

甘酸っぱい初恋、みたいな桜。いい香りと言われがち

春:チェリーと桜の、淡い甘酸っぱさ

トップはチェリーとフリージアの淡い甘酸っぱさ、ミドルは桜とスズランの透けるような花、ラストは木とアンバーがやさしく残るオードトワレです。桜をテーマにした軽い香りで、花と果物の明るさがあります。春の外出に、甘すぎない花の香りを軽く楽しみたい人に向いています。

ウッドの落ち着き花の香りが中心温かみのある奥行き
この香水の有名人足立梨花

梅雨〜夏:柑橘や緑の、さらりと軽い香り

湿度が高い梅雨から夏は、香りが強く重く感じやすい季節です。柑橘や草・葉、水を思わせる軽い香りを、オードトワレやオーデコロンで選ぶと使いやすくなります。汗をかいたら拭いてからつけ直し、量は控えめにします。柑橘の香りは「柑橘の香水」、軽い種類は「オーデコロンとは」でも紹介しています。

ロクシタン

ヴェルヴェーヌ[ヴァーベナ] オードトワレ

Verbena EDT・Eau de Toilette

絞りたてレモン、そのまんま。汗の日にじゃぶじゃぶ

夏:レモンとヴァーベナの、甘さを残さない柑橘

搾りたてのレモンのような酸味に、ヴァーベナの青いハーブが重なるオードトワレです。ラストのゼラニウムまで甘さがほとんど残らず、さらりと軽く香ります。協会が梅雨から夏に合うとしている、柑橘が中心の香りなので、湿度の高い日にも使いやすい1本です。

さっぱりした印象柑橘のさわやかさ花の香り
この香水の有名人石田ニコル中村麗乃(乃木坂46)

エルメス

ナイルの庭

Un Jardin Sur Le Nil・Eau de Toilette

青いマンゴーが爽やかで嫌味なし。香水デビューにも

夏:青いマンゴーと蓮の、みずみずしい緑

熟す前の青いマンゴーの酸味から、蓮(ロータス)の花が浮かぶ静かな水辺のような香りへ移るオードトワレです。最後は乾いた木の香りが涼しく残ります。緑の青さとみずみずしさがあり、暑い日でも重く感じにくい香りです。柑橘とはまた違う、軽い香りを探している人に。

さっぱりした印象葉・ハーブの青さ花の香り
この香水の有名人SHIHOエスクプス(SEVENTEEN)

秋:金木犀など季節の花と、少し温かい香り

秋は、金木犀のように季節を感じる花の香りや、お茶や木を合わせた少し温かい香りが選びやすくなります。空気が乾きはじめるので、オードパルファムで長めに香らせるのもよい季節です。「金木犀の香水」や「秋の香水」の特集もあります。

シロ

キンモクセイ オードパルファン

Eau de Parfum

生の金木犀にそっくり。甘すぎず軽やか

秋:やわらかな金木犀に、果実とお茶

金木犀に、アプリコット、お茶、ムスクを合わせたオードパルファムです。みずみずしい果実の明るさから、やわらかな金木犀の花へ移り、甘すぎない温もりがふんわり残ります。金木犀が咲く季節に、身近な秋の花の香りを、親しみやすい形で楽しみたい人に。

さっぱりした印象穏やかで落ち着く性別を問わず使いやすい

冬:バニラや木の、温かく甘い香り

冬は、空気が乾いていても長く続く、木やバニラ、アンバーの温かい香りが合う季節です。オードパルファムやパルファムで、少量でも長く香らせる使い方が向いています。甘い香りは「冬の甘い香水」や「バニラの香水」、濃い種類は「パルファムとは」でも紹介しています。

プラダ

キャンディ

Candy・Eau de Parfum

カンロ飴みたいなキャラメル、くどくなく寝る前にも

冬:キャラメルとバニラを、白いムスクが包む

キャラメルの甘さを、白いムスクとベンゾインの粉っぽい温もりが包むオードパルファムです。バニラと樹脂がやわらかな奥行きをつくり、甘さが一本調子になりません。空気が乾く冬に合う、温かく甘い香りを楽しみたい人に向いています。

甘さを感じるウッドの落ち着き穏やかで落ち着く
この香水の有名人ミンジュ(ILLIT)ゆきぽよウォニョン(IVE)

ディオール

アディクト

Addict・Eau de Parfum

濃いバニラと白い花癖になる甘さ夜向き、持ちは抜群

秋冬:ジャスミンの花に、バニラのぬくもり

トップは青いマンダリンリーフとオレンジブロッサム、ミドルは濃厚なジャスミンサンバック、ラストは深いバーボンバニラがクリーミーに残るオードパルファムです。花の華やかさとバニラの甘いぬくもりがあり、秋から冬の夜の外出に選びやすい香りです。

花の香りが中心葉・ハーブの青さ温かみのある奥行き
この香水の有名人ダヒョン(TWICE)

1本で通年使いたいときは

  • 「通年」の香水を選ぶ:NAGORIKAの季節の目安では、189本のうち72本が、季節を問わず使いやすい「通年」です。香水のページに季節の目安を載せているので、選ぶときの参考にしてください。すべての香水は香水一覧から探せます。
  • 量とつける場所を季節で変える:夏は少なめに、下半身など控えめに香る場所へ。冬は手首やひじの内側など、体温の高い場所につけると香りが広がりやすくなります。
  • 種類で使い分ける:同じ香りにオードトワレとオードパルファムがあれば、夏はオードトワレ、秋冬はオードパルファムにすると、1つの香りを1年中楽しめます。

つける場所と量の基本は「香水のつけ方」、季節に合う香りを質問から探すなら香り診断もどうぞ。

よくある質問

夏に香水をつけるときの注意点は?
湿度と暑さで香りが強く感じられやすいので、量を控えめにし、汗を拭いてからつけます。柑橘など軽い香りを、オードトワレやオーデコロンで選ぶと使いやすくなります。
秋冬に合う香水はどんな香りですか?
日本フレグランス協会は、空気が乾く秋から冬には、ウッディのように長く続く香料を使った、温かく深みのある香りが合うとしています。バニラやアンバーの甘い香りも選びやすい季節です。
春に選びやすい香りは?
桜やスズラン、ピオニーなど、花や果物の軽く明るい香りが選びやすい季節です。気温が上がりはじめるので、オードトワレや軽めのオードパルファムが使いやすくなります。
1本の香水を1年中使ってもいいですか?
使えます。季節を問わず使いやすい香りを選ぶか、夏は量を減らす、同じ香りのオードトワレとオードパルファムを使い分けるなど、量と種類で調整すると1年中楽しめます。

この記事の香水と、関連する有名人

関連する記事

香水の基礎香水の系統一覧香水の系統(香調)は香りのタイプによる分け方です。シトラス・フローラル・オリエンタル・シプレ・フゼアなど11の系統の特徴を、協会の分類と実在の香水で一覧にしました。更新 2026年11月3日香水の基礎香水の種類と違い香水の種類の違いは香料の濃さです。濃い順にパルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンで、濃いほど長く香ります。濃さと持続時間の目安、選び方をまとめました。更新 2026年10月1日香りで選ぶ秋の香水3選秋におすすめの香水3本を、洋梨・ウッド・バニラの好みで紹介。日中に明るく香る一本から、夕方以降に深みや甘さを楽しむ一本まで、香りの違いで選べます。更新 2026年10月7日

梅雨から夏、秋から冬の香りの目安は日本フレグランス協会の資料を2026年11月3日に、種類の使い分けと夏の量の工夫はブランド・百貨店の公式の案内を2026年10月1日に確認しました。春と秋の目安と季節ごとの本数は、NAGORIKAが香料の組み立てから付けている季節の目安(189本)によります。例に挙げた香水の種類とノートは、各ブランドの公表によります。 情報の追加・訂正はお問い合わせからお知らせください。